写真の荒巻

地元に根付いた写真屋さん
カメラの歴史と共に歩んでこられた老舗の技術力

販売・サービス・その他

写真の荒巻の店内に入ると、たくさんのアルバムがずらりと並んでいます。
成人式の写真や家族写真、七五三やブライダルなどの個人の写真以外に、保育園の卒園アルバムや学校の卒業アルバムも!
卒業アルバムというと淡々と並べられた写真をイメージしがちですが、荒巻さんの手掛けられる卒業アルバムはひと味違う。

店鋪情報

住所

福岡県柳川市三橋町下百町1−13

営業時間

9:30~18:00

受付時間

定休日

土・日・祝日

0944-72-2671

インタービュー

地元に根付いた写真館

写真の荒巻2代目の荒巻洋介さんにお話をお伺いしました。写真の荒巻の店内に入ると、たくさんのアルバムがずらりと並んでいます。
成人式の写真や家族写真、七五三やブライダルなどの個人の写真以外に、保育園の卒園アルバムや学校の卒業アルバムも!
卒業アルバムというと淡々と並べられた写真をイメージしがちですが、荒巻さんの手掛けられる卒業アルバムはひと味違う。
ほかの写真店とは違いレイアウトや構成も全部やるから、真似できないよと言われるのも納得。ここで手掛けたアルバムを手にする生徒さんが羨ましい(笑)

成人式の写真はいろんなポーズや背景で撮ったものを一冊のアルバム

成人式の写真はいろんなポーズや背景で撮ったものを一冊のアルバムにまとめてあり、こんなにきれいなアルバムなら眺めるのも楽しみだろうなぁといった仕上がり。
他にも記念として同級生や友達と一緒に作ってるものもあって、いい思い出になるだろうなぁと感じました。
家族写真は毎年同じ時期に撮られる家族もいらっしゃるとのこと。
家族の成長や歴史が一目でわかるのがいいですね。節目節目に写真に残すっていいですね。
ブライダル写真も同じ洋装のお写真でもカップルの雰囲気で全然イメージが違います。お二人の雰囲気に合わせて台紙もレイアウトも変えるそうで同じものは二つとない本当の意味でオンリーワンなアルバムになっていました。
今は、柳川の結婚式場もなくなりブライダル撮影は福岡のほうが多いかなと教えてもらいました。

お店の歴史がカメラの歴史

写真の荒巻の創業は昭和21年。
まだ柳川駅も今の場所にはなく大通りに面したところ以外は一面田んぼだった時代。お父さんが写真屋さんとしてお店を出していたそうです。
2代目となる荒巻さんですが、実は写真をやるなんて全然考えていなくてホテルマンを目指していたのだそう。どういうきっかけでカメラを持つようになったんですか?とお聞きすると、写真を始めるきっかけはお父さんの病気だったんだそうです。
そこから佐世保の写真屋で修業をして、26歳の時に今の場所に土地を買い、32歳のころにはビルを建てるまでに成長したんだと教えてくれました。
店内は10回ほど改装し今の形になったんだとか。

「そのかわりとにかく忙しかった!多忙を通り越して超超超多忙」と語る荒巻さん。

柳川ホテルのブライダル、勝島のブライダル、アルバム制作のための学校撮影と、平日休日問わず365日カメラも私もフル稼働状態だったというから驚きです。
そんな量をおひとりで!?と驚いていたら「ひとりでできるわけない!スタッフは6人いて6時間フル稼働だった!それでも足りないくらいの忙しさだったよ」というから、想像もできません。
今は3代目の息子さんも入られて少し落ち着いたそうですが、それでもカメラは手放せないのだそう。
始めた当時は集合写真を撮るのに、限られた少ないフィルムでの撮影のみ。失敗は許されない時代だったそう。
そんな荒巻さんに上手に写真を撮るコツはなんですか?と聞くと「とにかく写真を撮ること!」と教えてもらいました。

35ミリのロールフィルムが出回り手のひらサイズのカメラとレンズの種類も広がって写真もどんどん変化してきたのだそう。

デジタルカメラが出た当初は60万画素というから今のスマホの20分の1ほどの性能ということになります。
それでも当時は100万円もする高級カメラで、思い切って購入したと言われるから驚き。
今ではデジタル一眼レフカメラを愛用されているのだと教えてくれました。
カメラの話をしている荒巻さんはとても楽しそうで、カメラのことが好きなんだなぁというのがすごく伝わってきました。


できないと言わない事

お店をやるにあたって心掛けていることは何かありますか?と質問してみました。
すると「NOと言わない事。できないと言わない事」という回答。
どうしても無理なことは仕方がないけど、出来るだけお客さんの依頼にはこたえたいと思ってずっとやってきてるのだそう。
「もう一つは人にやさしくだね(笑)」と答えてくれる荒巻さんの優しい人柄は表情に表れているようでした。

写真にもアルバムにもこだわりを持って、出来る限りの技術力でお応えしている写真の荒巻さんだから、ずっと依頼が絶えないお店なんですね。

最近多いのはどんなお客さんですか?と聞くと「証明写真が多いよ」と教えてくれました。
駅前のボックスで撮るイメージもありますし、写真屋さんで撮ると高いんじゃないかな?と思っていたのですが、駅前のボックスとそう変わらないお値段でびっくり!
荒巻さんで撮った証明写真を使えばいい自分を引き出してもらえるんじゃないかという気持ちになりました。
まず、撮影した写真そのものがきれいだし、気になるところは補正もしてもらえるということでしたから、コンプレックスがある方も写真の荒巻の証明写真はおすすめです。