高椋鮮魚店
終戦前からずっと食卓に「美味しい」を届けてきた鮮魚店
販売・サービス・その他
高椋鮮魚店は昔からある街のお魚屋さん
お店に足を運ぶと新鮮なお魚がずらーっと並び、美味しい食べ方を教えてくれたり、調理するだけの状態にさばいてくれたりします。
店鋪情報
自慢の商品
新鮮な貝類も沢山
貝の種類も沢山、毎日水揚げされる新鮮な会を目利き。近隣の飲食店さんも頼りにしている鮮魚店ならではの豊富な仕入れは柳川駅前の色を彩ります
新鮮朝一水揚げされた魚
朝イチで競り落とした新鮮な魚介類が所狭しと並ぶ様は圧巻。色とりどりの魚その鮮度は折り紙付!選んだその場で、調理しやすいように適切な包丁さばきで三枚おろしに!
繊細だけどダイナミックな包丁さばきを見るのもまた一興です。
インタービュー
終戦前からずっと食卓に「美味しい」を届けてきた鮮魚店
高椋鮮魚店は昔からある街のお魚屋さん
お店に足を運ぶと新鮮なお魚がずらーっと並び、美味しい食べ方を教えてくれたり、調理するだけの状態にさばいてくれたりします。
戦前には城島鮮魚店という名前の魚屋さんで、おじいちゃんはそこに勤めていたのだそう。戦争が終わりおじいちゃんがお店を継いで高椋鮮魚店という名前に改名。
古くから来店されているお客さんは今でも城島鮮魚店という名前を知っているのだそう。
そんな時代からずっと、みんなのお店の台所に美味しいお魚を届けてこられたんですね。中でもおススメなのは有明海産のお魚たち。
お店の外観には大工さんが手書きで描いてくれたというお魚たちの看板や、風合いのある文字で作られた大きな看板が目立つお店です。店内に入ると大きないけす。仕入れてきたばかりの新鮮な魚がずらりと並びます。いけすに入った車海老が、死んでしまった時にはエビフライにして食べてしまうとこっそり教えてくれました(笑)
お店の外観には大工さんが手書きで描いてくれたというお魚たちの看板や、風合いのある文字で作られた大きな看板が目立つお店です。店内に入ると大きないけす。仕入れてきたばかりの新鮮な魚がずらりと並びます。いけすに入った車海老が、死んでしまった時にはエビフライにして食べてしまうとこっそり教えてくれました(笑)
大きなくちぞこは煮つけにするのが一番美味しいそう。取材中に買ってさばいてもらうと、さすが魚屋さん、手際が良い。後は煮るだけの状態に。
有明海の魚は昔より数も減ったし、魚の種類も変わってきているそう。いつまで美味しい魚が食べられるのか・・・。
どこかひとつだけがよくなるように考えるのではダメだから全体が変わらないといけないよね。と話してくれました。
昔と変わったけど変わらないものもある
昔ってどんな感じだったんですか?と聞いてみると
「昔はスーパーもなかったし、すごくにぎわっていたよ。それに、結婚式や結納で欠かせない大きな鯛も出番が多かった。今は、そういったものも簡素化され置物を使う人も増えているし、結婚式もなくなってきた」とさみしそうに教えてくれました。
昔は家庭でも料理屋さんでも魚を見てメニューを決めていたんだけど、今はメニューを決めて魚を買いに来るから、魚の買い方も変わったそうです。
今では小売りを辞めて卸業者になっている魚屋さんも増えていると聞いて、小売りの良さって何かありますか?と質問してみました。
お客さんとのコミュニケーションが小売りの良さ!
この魚はこういう食べ方をすると美味しいと知ってる範囲では教えたりするし、逆にお客さんから教わって美味しいと思うメニューもある。
教えてもらって美味しかったメニューを他のお客さんに教えてあげたりというコミュニケーションは高椋さんの楽しみにもなっているのだそうです。
おじいちゃんやおばあちゃんが魚が食べたいというけど、魚のことはわからないと来店される若い方にも簡単にできる美味しい魚料理を教えてあげたりするということでした。
やっぱり人と人とのつながりが楽しみであるのは今も昔も変わらないんですね。
魚を使った料理のお店は出さない
高椋鮮魚店さんではお料理を出すお店とかしないんですか?と質問すると
「料理屋さんや居酒屋さんのお客さんがいるからね。料理は出さないよ。卸業者としての側面もあるし。」
取引先としては最近ではグループホームなどにもお魚を届けているのだそう。
店舗で提供する加工品は刺身くらいで、基本的にはお魚を取り扱う。
盆正月に鉢盛は作るけど、それくらいで他はやらないことにしているのだそう。
お客さんに喜んでもらうことを本当に考えているんだなぁ。
仕入れは朝の4時。筑後中部魚市場に行き、3人体制でお刺身にする魚は早めに届けるのだそう。お客さんから注文のあった魚はちゃんと仕入る。お客さんに迷惑かけないようにすることは常に意識していると話してくれました。季節の魚じゃなかったり依頼があってもどうにもならないようなこともあるけど、出来るだけ注文には答えてあげたいと話をしてくれる姿がとてもかっこよかったです。
時代や周りの変化に伴って変わっていくこともあるかもしれないけど、変わらない温かさが高椋鮮魚店にはあるんだな。