寿し勝
本格江戸前寿しを柳川で味分ける唯一のお寿司屋さん
和食(日本料理他)
表通りから少し張り込んだ路地にある知る人ぞ知る名店常連さんが足繁く通う。本格的な江戸前寿しを堪能できる寿し勝さん。大将は気さくで仲良くなると、とても不思議な話をしてくれる。食べて満足!話して満足!店内の雰囲気も何やら聖域のような印象を感じる。
敷居は高そうに見えるけど、店内に入ればイメージは一転する。一押しのお店だ。
店鋪情報
自慢の料理
特上にぎり
一貫一貫の新鮮なネタの味、繊細な旨味を感じさせてくれる特上にぎり。ちょうど良い硬さに握られたシャリとの相性は抜群です。むらさきにもこだわり、お客さんの舌を唸らせます。お値段も正直リーズナブル。自分へのご褒美飯や一人飯もオススメな本格江戸前寿し!柳川でいt抱けるのはここだけです。
大将のふしき話をつまみに熱燗も至福の時を過ごせるかも。
インタービュー
昔ながらの江戸前寿司
柳川駅前の少し奥まった路地にある
本格江戸前寿司のお店「すし勝」
お話も楽しい大将の中冨年行さんにお話をお伺いしました。
暖簾をくぐると「いらっしゃい!」という掛け声と笑顔で
明るく迎え入れてくれるすし勝さんは
36年続く江戸前寿司のお店
35歳の時に始めたという中冨さんは城島生まれの71歳なのだそう。
とても元気なお姿に71歳には見えないですと言うと
「老けて見られることばかりだったから反応に困る」と苦笑い。
そんな大将に、どうしてお寿司を握ろうと思ったのですか?と質問すると
「いろいろあってね〜」と昔話をしてくれました。
昔はお寿司といえば巻きといなりしかなく
簡単に覚えられるだろうと、修業に入ったのだそう(笑)
思っていたのとは違う厳しい職人の世界に入り、つらい修行を続けている中、
一度は別のことをやろうと彫刻家に弟子入りもしたそうですが、いろんなことが重なり、やむなく彫刻家を断念。
彫刻家を断念した後はお寿司の世界に戻り、しっかりと修業をして、一人前のすし職人さんになった!
大将が握るお寿司は魚もシャリもキラキラしてすごく美味しそう!
バランスがよく味もしっかりしています。
また、ここに来るために仕事を頑張ろう!と思わせてくれるようなすし勝さんのお寿司なのです。
長くお店をやっていると不思議に思うことも
いろいろとあったそうで、今でも印象に残っているのは、小柄でハイカラな着物を着て草履をはいた女性が来店されたこと。
お酒の飲み方も粋で話し方もこのあたりの人ではなさそうだったというお話を聞いているとなんだか不思議な世界の話を聞いているような感覚になりました。
そんなちょっと不思議な話から日常の普通の話までいろんな話が気さくにできる大将。話を聞いていると時間を忘れてしまいそうになります。
常連さんに支えられて
すし勝さんにはどんなお客さんが来店されるのですか?と聞くと
「グループ客が多いかなぁ。でも、個人のお客さんも来るよ」と教えてくれました。
おすすめネタはありますか?と聞くと
「お客さんの好みに合うものが一番だからね。常連さんの好みは把握しているから好きなものを出してあげるよ」と粋な計らい。
初めての人にはお寿司の盛り合わせ一人前がおススメだそう。
自分へのご褒美にちょっと贅沢に特上一人前を注文すると
トロにエンガワに車海老、それにイクラもウニもたっぷりのせて
見るだけで幸せになりそうなお寿司です。