古蓮

うなぎ料理と丼メニューがいっぱい

和食(うなぎ料理他)

店内は二階席もあり団体も収容可能。柳川名物のセイロ蒸しなどのうなぎ料理、どじょう料理をメインとして、サイドメニューも豊富にあり、外はカリカリ、中はふわっとしたうなぎの白焼きは女性にも人気。丼物も近年リニューアルをほどこし、味の濃く出る赤鶏の卵を使用。親子丼には赤鶏の鶏身を、カツ丼は鹿児島黒豚といったように素材を見直し、うなぎが苦手という方も安心して来店できる。焼酎、日本酒なども取りそろえ、う巻や肝焼きなどはお酒のお供にも最適です。

店鋪情報

住所

柳川市三橋町下百町31-6

営業時間

10:00 ~ 21:00

受付時間

定休日

水曜日

0944-72-0026

自慢の料理

うな重

駅前にあるうなぎ専門店。
注文を受け付けてから蒸気でふんわりと仕上げていくうな重はさすが本場のと言うべき味わい。肝吸も楽しめてリーズナブルです。

インタービュー

やっぱり柳川といえばうなぎのせいろむし

駅を降りて目の前の交差点にある情緒ある建物
お店のショーウインドウにはおいしそうなお料理がずらり。
そんな古蓮さんの2代目である川口重光さんにお話をお伺いしました。
マスクをしてても優しい表情なのがわかる川口さん
古蓮さんのおすすめ料理は何ですか?と質問すると
「やっぱり柳川名物せいろむしですね」と言われます。

300年も昔から柳川には鰻料理のお店があったとか。

最初は5件ほどの鰻料理のお店がどんどん増えて、今では柳川市内だけでも30店舗ほどあるそうです。
ふっくらと箸焼でやいた鰻をのせてタレのしみこんだご飯と一緒に蒸しあげた名物せいろむしは柳川ならではなんですよ。と教えてもらいました。
鰻料理では焼き方も箸焼や串焼きなどの違いがあるそうで、それぞれに特徴があるそうです。

おすすめはせいろむしですが、うな重も美味しいですよ。

と言われて、せいろむしとうな重って違うんですか?というと「違うんです」と笑って教えてくれました。
違いが気になる方はぜひお店で聞いてみてください(笑)

古蓮さんの一番の特徴はなんですか?と聞いてみると
「複数人で来店されると中には鰻が苦手な方もいらっしゃるので鰻以外の料理も提供しているところですね」との回答。
確かに鰻のお店に行くと鰻料理しかないお店も多いので苦手な人は困りますよね。
古蓮さんなら親子丼やカツ丼など選択肢の幅もあるので鰻が食べたい方もそうでない方も一緒に楽しむことが出来ますね!

49年の歴史を駅前と共に過ごしてきたお店

古蓮さんは1971年創業。駅が今の場所に移動してくると聞いてお父さんが今の場所に土地を購入されスタートしたのだそう。
重光さんにお店の思い出を聞くと、子供のころからお店にいて厨房の中で遊んでいたそう。鰻の骨を食べたり、調理している姿を眺めたり、ずっと鰻がそばにある生活をされていたと教えてくれました。
お店に入る前には福岡の割烹料理のお店で修業をし、和食の基本を身につけてお店に入られたのだそうです。

お店をやるにあたって気を付けているのは、常に美味しいものを出せるようにすること。

朝昼晩と活きた鰻をさばいて下準備をされているのだそう。
本当は都度さばいて焼いてから提供したいけど、さばくところからやると提供するまでに35分もかかってしまうから、電車の時間を気にするお客さんも多いので、朝昼晩のタイミングでさばいて準備をしているのだと教えてくれました。。
いつ来店されても常に職人さんがきちんとさばいて焼き上げ、仕上げまで気を抜くことなく調理されているそうです。
だからいつ来ても安定して美味しいお料理が食べられるんですね!
立ち上る湯気まで美味しいせいろむしやもう一つの名物であるドジョウを使った柳川鍋は日々の職人さんの支えで成り立っているんだなぁと思いました。

今は鰻が少なくなって値段も高騰しているのでどうしても高くなってしまいます。
常連さんでも来店される回数が減ったりしているから、鰻の値段が下がるといいんだけど。とさみしそうに言われていました。
最近よく見かけるのは、いろんなものをシェアして食べるお客様の姿だそうです。
常連さんの中には、薬と思って食べに来ているというお客様もいるそうなので、手の届く値段でどうにか提供できるようにメニューを工夫したり、お店として出来ることはやっていきたいですね!。と教えてくれました。

鰻料理はどこのお店で食べても鰻料理でしょ?と思っていたら大間違いの奥深い世界のお話を聞くのも楽しかったです。
今まで知ることの無かった鰻の魅力に触れて、いろんなお店をまわってみたいと思うようになりました。単調だった鰻の世界がとても広がり楽しみが増えてきますよ。